豊富な天然資源に恵まれたオーストラリアは、2世紀以上に亘り、外国企業からの投資に支えられ、国内の経済活動のみでは達成できなかったであろう高い経済成長率を実現してきました。
日本は、オーストラリアにとって、アジア諸国における最大、全世界の中でも米国に次いで第2位の投資家です。近年では、Dulux、MLC、TollやCarlton & United Breweriesといったオーストラリア国内の象徴的な企業の買収を行うなど、日本企業による対オーストラリアの著しい投資活動が見受けられます。
シドニーは、世界有数の国際都市であり、総人口2,500万人のオーストラリアにおいて、著しい人口増加に支えられ、成長を続けている大都市です。
今回のインフラ開発対象は、既に急成長を遂げている都市の一つである西シドニー地域です。オーストラリア国外の投資家にとって、これまで以上に大きな投資機会になることが予想されています。
PwCは、西シドニー地域のインフラ開発プロジェクトが、日本にとって“またとない大きな投資機会”であると捉えていると同時に、成功に向けては、オーストラリアと日本が、長年に亘って培ってきた信頼関係を土台に、更なる連携を行っていく必要があると考えています。
これは、本開発プロジェクトが、かつてないほどの大規模で長期的かつ複雑なプロジェクトであり、オーストラリア国内のケイパビリティだけでは実現し得ないと考えられているためです。日本は、高い技術力や資金力、交通インフラや土木・建築など都市開発に求めらるスマートシティ構築に関する多くの経験、強いコミットメント意識、そして長期思考に基づくプロジェクト管理・実行力を備えています。日本企業がこれまでにオーストラリアで積み重ねてきた事業の実績・評判から、オーストラリアは、日本および日本企業に高い期待を寄せているのです。
PwCオーストラリア発行の”Japan in the Reiwa era”シリーズ第一弾では、オーストラリアにとって重要な貿易相手国かつ投資家・パートナーである日本および日本企業が、新しい令和時代の成長に向けて、取り組むべき“オーストラリア、西シドニー地域におけるインフラ開発計画”についてご紹介いたします。